チョピとのお別れの時が突然やって来たあの日。


本当に急に、「もう行くね。」とチョピが旅立つ支度をしだして

「え!?待って待って。」と私たちの気持ちが追い付かない状態で

行ってしまうチョピの後ろ姿を引き留めることもできないまま見送ったあの日。


ずっと私たちと一緒にいたのに、「この先はひとりで行くね。」と言うチョピ。


私たちと一緒にいることが大好きなチョピなのに、甘えんぼのチョピなのに

「ひとりで行けるの?本当にひとりで行くの?大丈夫なの?」と心配になりながら

「そんなこと言わずにもっともっと一緒にいようよ。一緒にいたいよ。」と

泣きながら、お願いしながら、現実感無いまま、私たちは見送りお別れした。


あの日から1ヶ月。


「もう1ヶ月経つのか。」という気持ちと

「たった1ヶ月しか経ってないのか。」という気持ちと。


チョピと一緒にいられなくなって、ずいぶん時間が過ぎたような。

ほんのほんのついこの前、ついさっきまで一緒にいたような。


長く腎臓病を患って、長く通院生活で、体調管理が難しかったりしたけど

でも、寝たきりの本格介護生活に突入することなく

最後のその日まで一緒にお散歩に行ったり、ようちえんに行ったり

しっかりテクテク歩いて、自分で排泄して、元気なチョピだった。


寝たきりでお世話が大変な状態が長く続くことのないよう

さっきまでそうしてたように、自分の足でトコトコ元気に旅立ったチョピの優しい思いやり

かもしれないけど、でもね、良かったんだよ。私たちは。

まだまだいくらだって、寝たきりになったって、チョピのお世話をしたかったよ。

ずっとずっと一緒にいたかったよ。


そんな風に、いろいろ思う。

そんな風に、ずっとチョピを想う。


チョピは本当に可愛かった。

チョピと一緒にいられて本当に幸せだった。

チョピと出会えて本当に良かった。


ワンコと暮らすすべての飼い主さまが

そんな風に思える日々を過ごしてくれたらいい。

お別れの悲しみの後、そんな風に思えたらいい。


犬のようちえんで仕事をしながら、たくさんのワンコと飼い主さまと関わりながら

切実にそう願う。


先日参加したセミナーで、グループワークでの自己紹介で

いつものように、「うちには犬が3匹います。」と発言して

「あ、ちがう。先月ひとり亡くしたんでした。あ、悲しい。あ、泣きそう。」と

わたわた慌てふためいて狼狽えてた私。


チョピはずっと一緒にいる。

「うちの子は3匹。」とずっと言いたいな。


あれからも毎日楽しく元気に過ごしてるプクとリュックも、そう思ってる気がする。

「チョピの姿が見えないけど、でもチョピと我らでトリオチーム。」ってね。


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いや、思ってないか。

キミたちはなーんにも思ってないね。

ただ今を楽しく一生懸命に生きてるだけだもんね。

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いいよそれで。


キミたちの健康と幸せは私たちが守るし

キミたちへの愛は私たちがしっかり抱えていくから。




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